オーダーシャツと既製品のシャツの違いについてお話ししたいと思います。
既製品は当然既に作られているものなのでその中から選びますが、お客様が手に取って1枚と言うのは大量に作られた中の1枚です。
ですので、コストとしては確かに安くできている部分もありますが、在庫が余ると言う宿命を常に抱えています。
ですので、製造コストが安くても在庫分散コストというものがそこにのしかかってきます。
既製品の場合、約30%は不良在庫のコストがかかってきます。
それに対してオーダーシャツは製造にコストがかかります。
1枚1枚作るのでそのコストは既製品よりも割高になりますが、その分在庫は抱えなくて良いので在庫コストと言うものはほとんどかかってきません。
これがオーダーシャツと既製品のコストの差を埋める原因の1つです。
昨今の環境問題や在庫問題などはオーダーはある程度解消することができそうですが、その分製造コストがかかるので、どちらが良いかと言われれば微妙なところではあります。
お客様としては、自分に合ったシャツをオーダーシャツなら入手できますが、ただし、時間的な制約がありますので、その辺も微妙ではあります。
ケースバイケースでどちらも選んでいただければいいのかなと思います。