オーダーシャツが納期がかかるのは1枚1枚作るからですが、その中でも時間がかかるのは、待つ時間と設計の時間です。
なぜ待ち時間が長いかといいますと、専門家でないとできない工程がその中にあり、その部分は一番大事でだからです。
それが、設計(パターン)と裁断工程です。
この部分をまかなうのは、普通カッターと言われる、シャツ作りのリーダーが任されます。
ちなみに、パターンオーダーなどでは、この工程が自動化されていますので、その分納期は早くなります。

この専門家の工程(パターン、裁断)は病院で言うところの医師の診療と一緒で、1人1人対応しなければいけませんので、そこに時間がかかります。
そして、待ち時間が発生してしまうため、以前から最も合理化が必要な箇所でもあります。

実際、縫う工程というのは、時間と技術は必要ですが、ノウハウは、それほどは必要ではありません。

何と言っても「カッター」の存在が、オーダーシャツでは、大事なのです。