当店のシャツは、すべて自社工場で手術の時のように正確に裁断されています。
それら裁断されたものは、お客様の体形に合わせて補正され、クセなどをシャツに反映させた最終型のものですが、これで終わりではありません。
もしかすると、あるお客様は袖口をもう少し大きくしてほしいと言うかもしれませんし、またあるお客様は肩幅が左右等しくないかもしれません。
さらには、別のお客様は高いカラーにして台襟に2つのボタンを使うかもしれません。
全ての特殊性が大切なのです。
彼らはそうやって、生産プロセスが間違いないように、厳重にチェックにチェックを重ねています。
職人たちは手分けして、肩口を少しの手抜かりもなく正確に仕立てられるよう手分けして作業し、プラケットはレーヨンの裏地をつけてシャツの正面がピンと清潔感をもつようにし、ボタンは厚みのある真珠製(他のシャツメーカーが使うような薄い貝の破片ではなく)を使います。この真珠の色は、純度の高い白か淡いグレーです。一度作業が完了しても、さらにまたチェックをしたうえで、はじめてシャツは工場から出荷されます。
しかしながらお客様にとって最初のシャツは、最後の最後まで変更があるでしょう。おそらく袖のタッチを長くするとか、スーツを着た時の袖口の見え方について、細かいながらも重要な変更が要求されます。最後まで残ったお客様の注文に対しても対応し、お客様と当店の間だけに生まれる満足があります。